2022/03/18
電気工事技術者として働く為の国家資格!
電気工事を行う際に、技術や知識が必要となります。行う作業が多いので、学ばなければいけないことも多く、必要資格も様々です。資格が多くあれば活躍できる場も広がり実力も認められます。それを証明できる主な『国家資格』をご紹介します。
第二種電気工事士
建物や設備の電気を扱う工事で必ず必要になる資格です。
取得すると一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事することができます。
試験は筆記試験と技能試験があり、両方に合格することで電気工事士資格を取得できます。
第一種電気工事士
第二種で扱える範囲に加え、最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。第二種よりも上位資格となる為、試験の難易度も高くなります。
しかし、取得することによって行える作業も増え、給与upにも繋がります。
認定電気工事従事者
第二種を取得後に講習の受講、または実務経験3年以上、または第一種の受験合格後に申請することによって取得できます。
第二種では行えない自家用工作物の簡易電気工事の施工をすることができます。
試験を受けることなく認定証を取得でき、履歴書にも記載できるので取得して損はありません。
特殊電気工事資格者
自家用電気工作物(最大電力が500キロワット未満)の電気工事の中でも、「ネオン工事」と「非常用予備発電装置工事」に専門的に携わることができる特殊な資格です。
第二種や第一種の工事範囲を広げたい場合に特殊電気工事資格者の「ネオン工事」と「非常用予備発電装置工事」の資格をそれぞれ取得する必要があります。
2級電気工事施工管理技士
一般建設業の営業所における「専任技術者」、現場ごとに設置される「主任技術者」として働くことができ、自分で工事するのではなく、工事を管理する仕事になります。
学科試験のみなら17歳以上で受験することができるので、学生のうちに取得に近づくことができます。
1級電気工事施工管理技士
上記の2級の業務範囲に加えて、特定建設業の営業所における「専任技術者」、現場ごとに設置される「監理技術者」として働くことができます。
現場における役割は1級も2級も同じですが、就ける仕事の範囲が変わってきます。
第三種電気主任技術者
主な仕事内容は、発電所や変電所、工場、ビルの受電設備や配線など、電気設備の工事・保守・運用に関する保安監督がメインとなります。
この資格を取得していると、「電圧5万ボルト未満の電気工作物の工事、維持および運用の保安の監督」も行うことができます。
消防設備士甲種4類
自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、火災通報装置など主に電気に関係する消防設備の整備・点検・工事を取り扱うことができます。
消防設備は、建物において人命に関わる重要な設備であり、消防設備士の仕事は責任重大でやりがいを感じられる仕事です。
エネルギー管理士
1年で規定された量を超えるエネルギーを取り扱う工場は、責任者を中心として適切な管理を行う必要があります。そこに配置されエネルギーを見守る仕事を担うのが「エネルギー管理士」です。
電気通信主任技術者
主な業務内容は電気通信ネットワークの工事、維持および運用の監督責任者です。2種類ある資格者証(試験区分)は、ネットワークを構成する設備に着目されており、高い知識が求められます。
電気通信の工事担任者
電気通信回線に端末設備や自営電気通信設備を接続する工事、又は監督する役割です。
ネットワーク接続技術者とも称され、これからの情報通信ネットワーク社会を支えることが期待され、活躍の場はますます拡がっています。
ここまで電気工事に関わる国家資格をご紹介してきました。
受験資格や難易度などさまざまではありますが、電気工事に携わるには必要資格になります。生活において必要不可欠な電気ですので、重宝される資格もあり取得して損はないと言えるでしょう。